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第6回「演劇の現状③【赤字前提の演劇、それでも何故するのか】」

「商売としては非効率」

多くの人たちに観に来てもらうため、と言うより、そもそも公演を行うためには、劇場費・宣伝費など多くのお金が必要となりますが、収入はチケット代がメインです。

100人程の劇場ですら、1回の公演で関係者ひとりにつき1万円ほどの利益を出そうとすると、チケット代は最低でも5000円程にしなくてはなりません。次の公演資金のことも考えるともっと高くなります。

一体誰が観に来るのでしょうか。まず演劇を観たことのない人は観には来ないでしょう。

よって、もっと低い値段設定をしなくてはなりません。

また、多くの演劇人は主に派遣やアルバイトなど演劇以外で生計を立てています。

もともと演劇は利益を出すことを目的としたものではありませんが、演劇が埋もれてしまっている現在、商売としては非効率である以前に、演劇を続けていくのが困難なのです。

「終わりに」

演劇の現状はあまり良いものではないかもしれません。無くなってしまっても別に良いのでは? と考える人もいます。

しかし、演劇の魅力・存在意義を他の文化で味わったことは、私にはありません。替えが利かないのです。

その歴史を見ても、【演劇】という文化は何千年も続いています。壮大な歴史の中で人は何に魅了され、何を求めたのでしょうか。

私たちは、初めての人たちにとって観に来やすく、なおかつ「演劇っておもしろい!」と思ってもらえるクオリティの高い舞台を作ります。

是非観に来てください、その答えは確かに見つかるでしょう。


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