『Improv vol.2』にてライブペインティング＆ごみアート！
創文企画は今回もパフォーマーとして参加。
内容も、「vol.2」にふさわしく新たな試みを取り入れました。
開催時期は、7月の上旬。七夕を2日後に控えた、初夏の静かな夜でした…。
◯ごみの笹＆短冊
7月7日は七夕…ということで、私たちは今回の出し物のテーマを「七夕」にしました。
出し物は今回も3つ。前回に引き続き「タバコ花の灰皿」と、新しい試み「ライブペインティング」などもありますが、まずは新作のごみアートからご紹介します。
今回も、私たちは渋谷でごみ拾いをしました。
夏の暑い日でしたが、今回はイベント主催者のAMR（アーマー：アーティストプロデュースを専門とする学生団体）の方々にもお手伝いいただき、制作に十分な量のごみを集めることができました。
そのごみを使って、前日までに作品制作。
空き缶の上下に錐で穴を開け、太い針金を通して一本の茎にします。
紙ごみをちぎり、接着剤でつなげて葉っぱを作って…
完成したのが「ごみの笹」です。
当日は短冊を用意し、来場者に願い事を書いてもらって笹に掛けるミニ企画を実施しました。
◯タバコ花の灰皿vol.2
前回好評だったタバコ花の灰皿は、常夏気分にリニューアルして、今回も設置しました。
タバコ花の灰皿、ひまわりver.です。
実は、イベントの終盤で壊れてしまったこの作品ですが、吸い殻はちゃんと花芯になり、会場に涼し気な空気を醸し出していました。
◯ライブペインティング
この企画で、最も力を入れた出し物が、このライブペインティングです。
「ベニヤ板の巨大な壁と天井の模造紙に絵を描く」という方針が決まると、「七夕」のテーマに従って絵を描いてくださるアーティストの方々を探しました。
今回協力していただいたアーティストは、2人。
美大を卒業してデザインの仕事をされている方と、アニメーションの専門学校に通う学生の方です。
顔合わせを兼ねた打ち合わせを行ない、前日まで下絵を描き進めていきました。
そして当日、いざ完成したベニヤの巨大絵と天井絵が、こちらです！
彦星を待つ織姫と、夏の大三角の一角を成すわし座。
来場者にインクで書き足してもらって完成したライブペインティング作品です。
実は、この絵にはしかけがあります。
なんと、暗闇で光るのです。
画材に蓄光塗料を用いて、会場を暗転させると絵が浮かび上がる演出を想定していました。
想定していたのですが…
会場の下見と、画材の特性の把握不足で、「絵が光らない」問題が発生。
すぐさま手持ちライトを調達し、必死に光を集めながらも時は過ぎ、イベントも終盤に差し掛かってきた頃です。
泣きの1回で最後の暗転をすると、ついに…
絵が光ったのです！（写真には写らなかったけれど…！）
予想以上の美しさに、思わず感極まりました。
写真に写らなかったのも、その「生」の現場でなければ体験できないアートだった…のかもしれません。
こうして、私たちのメインパフォーマンスであったライブペインティングは、大きなハプニングを抱えながらも、一応の大団円を見たのでした。
◯終わりに代えて〜PM
皆さんは、PMと聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
午後？
もちろん、それを表すこともあります。
しかしもうひとつ、PMは、Project Management（プロジェクト・マネジメント）の頭文字でもあります。
それは私たちが常日頃学んでいる「企画を遂行するスキル」です。
最後に、このPMと『Improv vol.2』のお話をひとつして終わりにしようと思います。
事前の詳細なスケジュールや、外部のアーティストとの連携…。
この企画では、創文企画として初めて本格的なPMの導入に挑戦しました。
実を言うとこの企画は、出し物が決定してから本番までが2週間しかない、超短期プロジェクトでした。
そのなかでプロジェクト・リーダーを据え、行程表を作り、当日に備えて準備をするのは、団体として貴重な経験になりました。また、「絵が光らなかった＝企画の準備不足」など、企画後に共有した多くの反省点は、今後の活動の原動力として活かしていきたく存じます。
本企画でお世話になったアーティストの方々、AMRの方々、HipDsitrictをはじめ、出演者の方々、会場のDESEO mini with VILLAGE VANGUARDのスタッフの方々、当日まで創文企画にご協力いただいた学生の皆様、そしてご来場いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
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『Improv vol.2』
日時：2016年7月5日（火）
17:00開演、22:00終演
場所：渋谷DESEO mini with VILLAGE VANGUARD
料金：1,900円＋1D
主催：AMR