虚構の劇団出張ワークショップ(17/11/22)
なんとこの度、ご縁があり、
虚構の劇団による劇団員派遣企画として、三上陽永さんと梅津瑞樹さんにワークショップに来ていただきました!
虚構の劇団は、2007年に立ち上げられた、鴻上尚史氏主催の劇団です。
演劇を好きな人で虚構の劇団を知らない人はいない! というぐらい超有名な劇団の方に来てもらえるというのは滅多にないことなので、とても興奮しました!
今回お呼びしたいと思った理由として、
私の周りには将来、役者やアーティストとして生きていきたいけど、どうすれば良いのかと悩む友人がいました。
せっかく気持ちはあるのに、どうすべきか分からない、というのは非常にもったいなく、何か将来につながるようなきっかけを与えたい! と考えたことから始まります。
そして、全ての参加者にとって【足りない何か】を与えられるきっかけにしたいと考えたのです。
今回、運営の面では、特に問題もなく、すんなり進めることができ、ワークショップ開催日を迎えることができました。
創文企画からは、今年8月のプロデュース公演『脳内会議!!!』に出演した、入江と青木が参加、他にはプロ志望や演劇経験者の友人たちが参加してくれました。
振りをつけた自己紹介や鬼ごっこ、エチュードと呼ばれる即興演劇などたくさんのメニューをやっていただき、参加者皆本当に楽しい時間を過ごすことができました。
演技の幅が広がり、入江はチャラいキャラが得意だということに気づかされました。(根は超真面目です)
また、演技や演劇の興味深いお話も聞くことができ、演技の認識も広がり、ワークショップ後、参加者からとても良い感想をいただけ、個人的にも色々なものを得ることができました。
【まとめ】
ワークショップは、初の試みでしたが、運営的にうまくいき、また、参加者には、演劇に対する良い印象を与えられ、講師の方からも信頼を得ることができました。
創文企画では、演劇人口を増やしたいという目的の下、演劇初心者向けにプロデュース公演を行ないました。しかし、演劇に限らず文化を社会へ発信していくためには、それだけで終わらせず、活動を続けていくことが大事だ、と考えられます。
さて、今回ワークショップを体験してみてあることに気がつきました。
ワークショップというのは、公演と違い、参加者が受け身になることはまずありません。
自然と笑いが生まれるし、いい意味で疲労感があり、純粋に楽しむことができ、公演と比較すると、準備の時間をほとんどかけることなく、リスクも低いのに、参加者には、ほぼ確実に良い印象を与えることができるのです。
公演を行なうことだけが、演劇人口を増やす訳ではないことに気づき、むしろワークショップの方が効率的かもしれない、とも思いました。
ワークショップは演劇初心者でも参加することができます。遊び感覚で来てもらえればいいのです。
また、演劇サークルに所属している学生にも参加してもらえるならば、演技や表現のクオリティが上がり、その結果、学生演劇の質も上がり、より多くの人に楽しんでもらえるようになり、演劇人口を増やすことにつながるのではないでしょうか。
今後の企画として、定期的に様々なジャンルのアーティストの方をお呼びしてワークショップを行なってもらう、というのも面白そうです。
このワークショップ企画は、演劇で始まった2017年の最後の締めとして、とても良い企画でした。
最後になりますが、講師の三上陽永さんと梅津瑞樹さん、虚構の劇団の制作の皆様、参加してくれた友人、スタッフとして手伝ってくれた砂谷志穂美さんに、感謝申し上げます。
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虚構の劇団ワークショップ
2017年11月22日(水)11:30~14:15
青山学院大学 渋谷キャンパス 短大別館 3階 AX301教室
料金:無料
主催:虚構の劇団
協力:創造文化企画
※虚構の劇団の「劇団員派遣企画」の一環として実施
※虚構の劇団とは(HPより、2014年の情報を基に編集)
鴻上尚史主催の劇団で、2007年立ち上げ。劇団員は、7名で平均年齢28歳。
年に平均2回公演を行ない、2016年には、第12回公演『天使は瞳を閉じて』を再演した。
2018年1月19日からは、第13回公演『もうひとつの地球の歩き方〜How to walk on another Earth.〜』を上演予定。
(校閲:髙橋旦)